【コラム】中小企業デジタル化応援隊の案件表示が正常化、今後の懸念事項は

中小企業デジタル化応援隊の公式サイトがようやく正常化しようとしている。7月に入って案件一覧が表示されなくなっていたが、8/3現在は案件希望レベルで200件超の企業が表示されるようになった。

ただこれらの企業の中には既に予算の一部を使ってしまった企業もあり、先月下旬に企業一覧が表示再開されてからの案件数は漸減している。
恐らく支援側が予算を使っていない企業に提案集中して、提案希望から提案不要にステータス変更した企業が出てきているようだ。

表示が一時中止されるまでは提案もされず放置される企業もあったため、(提案が活性化したという意味では)怪我の功名になったとも言える。ただ利用する側としては補助金を利用して質の高いサービスを安価で受けたいには違いなく、その意味ではこのようなドタバタは今回限りにしてほしいに違いない。

また予算補助の承認(運営元からの予算承認)が不正の影響で厳しくなっている可能性もある。先月から動画での支援状況録画が義務化されており、今後注意してサービス提供しないと補助金が得られない、いわゆる働き損になる可能性もありそうだ。