【コラム】8月の案件希望者指数、依然高めが続く
当サイトで案件希望者指数(1日あたりの稼働空き・案件参画希望者数を指数化したもの)を定点観測していたところ、8月月初は四半期末を反映していた7月月初に比較して低下がみられた。
ただし昨年同時期と比較すると依然として非常に高い状態が続いている。
2020年1月 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2020年4月 | 2020年5月 | 2020年6月 |
5.83 | 15.14 | 24.85 | 31.28 | 23.28 | 43.83 |
2020年7月 | 2020年8月 | ||||
64.33 | 35.67 |
7月の指数が64.33だったのに対し、8月は35.67と45%減となった。これは案件に参画したいが参画できる案件がない人(つまり仕事が無い人)が前月に比べて半分強程度になったことを表している。しかし季節要因を鑑みるとこの数値は現状が回復していないとも考えられる。
2019年8月の案件希望者指数は7.86で今年はその4.5倍、7月の前年比(4.7倍)と比較してそれほど変化が無い状態が続いている。季節要因を無視すれば、フリーランスに厳しい状態は前月から変化が無いとも言える。
そもそも8月にわざわざ契約更改をする現場は(特に派遣会社相手の場合は)ほぼなく、2019年8月の指数からもわかるとおり、この業界も人材が夏枯れして、夏休みになるのが一般的である。そうした状況下でこれだけの案件希望者が出ることからも、フリーランスに対する風当たりがまだまだ厳しい状態であると言えるだろう。
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