【コラム】7月の案件希望指数が最高値
当サイトで案件希望者指数(1日あたりの稼働空き・案件参画希望者数を指数化したもの)を定点観測していたところ、7月月初は今年最高値を更新、前年同時期と比較しても5倍近い値になった。
2020年1月 | 2020年2月 | 2020年3月 | 2020年4月 | 2020年5月 | 2020年6月 | 2020年7月 |
5.83 | 15.14 | 24.85 | 31.28 | 23.28 | 43.83 | 64.33 |
上記は当サイトで独自に計算した案件希望指数である。この指数は各月月初、各社に案件参画希望として公開されるフリーランスや派遣会社勤務のエンジニア・コンサル・SEの人数を元に計算したもので、案件に参画したいがフリー(要するに参画できる仕事がない)状態の人の増減を示している。
一般的にフリーや派遣はQ末(3末や6末)で契約が切れることが多く、結果4月や7月のフリー状態数が多くなる。ただ今年7月の指数は過去最高で、昨年(2019/7は 13.71)と比較しても5倍近い数字になっている。
新聞などでも報じられているとおり、コロナの影響で6末での雇止め、フリーランスの契約解除が増加しているが、指数を見てもわかるとおり、実際の案件参画希望者数にもその傾向がはっきり表れる形となった。
なおグッドニュースとしては、今年5-6月で多かった案件数より参画希望者数が多い状態がやや解消されており、ゆっくりとだがフリー状態の人は減少しつつある。今後コロナ対応などで政府が舵取りを間違えれば指数も高止まりする可能性があり、対応が注視されている。
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